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行ってきます

 いよいよ明日の朝,出発だ。さすがに今日は落ち着かなかった。前回の旅は退職してすぐに飛び立ったので,出発前は会社の引継ぎや実家への引越し,旅の準備で猛烈に忙しかった。しかし今回は充分に時間をかけて準備したので,今日はもうほとんど何もすることがなかったのだ。

 人間ヒマになると色々思い悩むもので,今日になってもバックパックを前に荷物を詰めてはまた取り出す,という作業を繰り返していた。旅を少しでも充実させたいという気持ちと,荷物を少しでも減らしたいという思いが交錯し,バックパックに入れた何冊もの本を手に取っては,その本を持っていくか置いていくか悩んでいたのだ。

 でもそんな迷いも今日まで。いざ出発すれば旅に集中することになる。明日の目的地はタイのバンコク。地理条件の良さや航空券の安さから,ほとんどの日本人旅行者にとって,旅の起点になる街だ。 
 その先は気分と状況次第。あまり先のことを考えても仕方がない。明日は明日の風が吹く。


 いざ,出発だ!!
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by Asirope2 | 2007-02-01 22:06 | 日本

出発に向けて

 出発をいよいよ今週の金曜日に控え,旅の準備も最終段階。細かな買い物もすべて済ませて,一度バックパックに荷物を詰め込んでみた。

 今回はかなり荷物を減らしたつもりだったのに,バックパックはパンパンに膨れ上がってしまった。試しに担ぐとズッシリ重い。体重計に乗せると18kgほどもあった。最初からこれだと後が大変になるのが目に見えている。どんな旅でも,放っておくと必ず荷物は増えるものなのだ。

 重い原因はガイドブックとカメラ関連の機材。特にカメラ機材は前回の旅では持っていなかったものばかりだ。
 持って行くカメラこそ一眼レフではないものの,コンパクトデジカメ本体とそこに着脱可能な広角レンズ,小さな三脚,水中撮影用の防水ケースほか,全部あわせると結構な量になる。

 今回は写真をしっかりと撮ってみたいと思っているので,これらの機材は減らすことができない。そうなると減らせるのはガイドブックだ。
 今回の旅はインド・中国・東南アジア・中央アジアを巡ろうと思っている。特にインドと中国は広い国なのでガイドブックも分厚くて重い。この2冊のガイドブックを手に持つだけでもずしっと重さを感じるほどで,とても全部は持っていけない。

 必要な部分だけコピーしたり,旅の後半に訪れる中国のガイドブックは旅の途上で改めて買うことにしたりして,少しずつ荷物を減らしていった。


 ~ ~ ~

 旅が始まる直前のこの時期になって,改めて自分の旅の位置づけについて考えることが多くなった。なぜ旅に出るのか。旅に出て何をするのか。

 以前から海外に出ることは好きだったし,今でもその気持ちは変わらない。だから旅に出ること自体に大きな迷いがあるわけではない。
 ただ30代前半という,普通なら一番の働き盛りであるべき年齢で,会社を辞めて,8ヶ月という時間をかけてまで何をするのか。既に去年,5ヶ月間も旅をしているじゃないか,と思わないでもない。

 たまにテレビを見ていると,自分と同年代や自分より若い人が活躍しているのを目にすることもある。そういうとき,自分もちゃんと仕事をして思い切り活躍してみたい,と強く思う。こんなことをしていていいのか。


 「でも,…」とそこで,自分に言い聞かせる。とは言え,旅に出るというのは自分の選んだ道だ。ここで旅を断念して中途半端に終わったら,もっと後悔しないか。去年の5ヶ月間だって無駄になってしまうぞ。

 どんなことだって,長くやってみないと分からないことがある。たった5ヶ月,海外を放浪しただけでも,日本の社会の“硬さ”や世界の広さが見えたのだ。さらに思い切って世界にぶつかっていっても悪くはないはずだ。
 今は,焦るべきときではないのだ。

 この種の旅によくある目的というのは,恐らく「自分探し」だろう。でも僕の目的は違う。「自分」なんて探さなくてもここにいるのだ。
 僕にとってこの旅は,自分への投資だ。貴重な時間とお金をかけて自分の見識を広め,人生のモチベーションを高めたいのだ。じっくりと腰を落ち着け,時間と手間ひまをかけて,旅を充実させることに集中しよう。

 また,旅すること自体が目的,あるいは旅が人生そのもの,という人もいる。これは,ある意味で非常にうらやましい価値観だ。僕の性格ではどうしてもそういう生き方ができない(そういう生き方を否定しているのではなく,単に僕にはできないということ)。
 でも,僕にとって旅は人生の目的ではないからこそ,今回の旅を単なる物見遊山にだけはしたくないと思う。もちろん旅の中では観光もする。プーケットのようなリゾート地にも行く。でもそういうところでも,観光にプラスαの何かを見出したいと思っている。

 行く先々でその土地の人と空気と風景に貪欲に触れながら,自分を高めていくきっかけにしたい。これからこのブログに書いていくのは,そういう旅だ。
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by Asirope2 | 2007-01-30 15:55 | 日本

準備を進める日々

 ずっと使っていたパスポートの有効期限が残り少なくなっていたので,年が明けてからパスポートの更新手続きに行った。その新しいパスポートが2日前にできたので取りに行った。
 今度のパスポートはICチップ入りとかで,冊子の中央付近に一枚だけ分厚いページがある。ここにICが入っているそうだ。ICには所有者の名前や顔写真などの電子データが入っており,パスポートに印刷された顔写真だけ差し替えて偽造しても使えなくなる,というものらしい。パスポートもいつの間にか進化しているのだ。

 そのパスポートを受け取った日は,その足でインド総領事館に行き,観光ビザを申請。前回もここで同じように申請しているので要領を憶えており,楽チン。翌日にはビザがちゃんと下りた。
 ちなみにインド総領事館は大阪の地下鉄の堺筋本町にあるのだけど,地下鉄を降りてから前回とは異なる出口から出たために最初は場所がよくわからなかった。周りの景色を見て,建物の様子から適当に方向の見当をつけて歩き始めたら,これが当たり。帰国してからは余り外出しない毎日が続いているのに,旅先で鍛えた方向感覚は鈍っていないようだった。

 インドビザを受け取ったら今度はその足で保険会社へ。次の旅は8ヶ月くらいを予定していて,これくらいの長期間になってくるとインターネットや空港では旅行保険の申し込みができなくなってくる。クレジットカードの旅行保険もあるが,これも3ヶ月を超えると補償がなくなる。

 この旅行保険,今までは余り考えずに「お奨めコース」みたいなのばかり入っていたけど,前回の旅では6ヶ月で12万円近い値段と高かった。今回は更に長い8ヶ月。どうにかならないだろうかと色々調べてみた。
 そうすると,やはり同じことを考えている人は多いようで,色々参考になる情報がインターネット上に転がっている。

 旅行保険の場合,死亡・後遺障害発生時の補償金や病気・怪我の治療費に対する掛け金が高い。特に高いのは病気の治療費だ。
 例えば8ヶ月の場合,某大手保険会社ではこんな感じ。

 ・障害死亡補償 3000万円 ⇒ 掛け金 ¥11,520
 ・疾病死亡補償 3000万円 ⇒ 掛け金 ¥18,060
 ・障害治療費用 1000万円 ⇒ 掛け金 ¥11,510
 ・疾病治療費用 1000万円 ⇒ 掛け金 ¥39,950

 これら項目毎の掛け金を足していくとトータルの掛け金になる。通常のお奨めコース的な保険では死亡補償が1億円とか,治療費用が3000万円とかいう内容で,全体の掛け金は当然もっと高くなる。

 欧米では治療費が本当に高いそうだけど,僕が行くのはアジア各国。普段から毎日病院に通うわけでもないのだから,ここは少し抑え目にした。
 また死亡時の補償金額も,奥さんや子供がいる人ならともかく,僕は自分の簡単な葬式代くらいが出ればよかろうと,100万円にした。

 削れるところは削り,必要と思うところは残して,最終的に確定した掛け金は6万5千円弱。前回の旅行保険がアホらしくなるほど安く上がった。

 時間を掛けて調べたら,旅行保険以外にも世の中いろいろと無駄に払っているお金が多いのではないかと思う。もちろん働いていた頃はこんなことを調べる暇もなかったし,調べる手間を省くためにお金を払ったと思えば僕自身は納得するのだけれど。


 これ以外にも,病院へ行って抗生剤を処方してもらったり,旅先の写真を保存するためのメモリーカードを追加購入したりと,必要な準備はほとんど終えた。前回の旅は退職翌日の出発だったので,よくわからないうちに飛行機に乗っているという感じだった。今回は出発日を2週間後に控えて既に準備がほとんど完了。

 早く,出発したくてうずうずしている。
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by Asirope2 | 2007-01-20 14:09 | 日本

TOEICを受けた

 今日,TOEICの試験を受けてきた。前回の旅では各国の旅行者と話す際に自分の英語力の乏しさを痛感していたため,先月初めに帰国してからずっと英語の勉強を続けている。ネイティブの人たちと普通に話ができたらいいなあという,非常に漠然とした憧れが動機であり目標だった。
 とは言っても,もともと飽きっぽい性格なのでこれだけの動機付けでは勉強が長続きしないのは目に見えている。それでTOEICを受けることにした。
 ついでに言えばもう一つ,今後旅を終えてから仕事を探すことになったときにも,TOEICで良い点が取れていれば何かの役に立つかもしれないとも思った。1ヶ月以上も英語の習得に集中できる時期なんてこの先の人生でそうあるものでもないだろうし,一石二鳥,ちょうどいいチャンスだ。

 今回のTOEIC受験を決めたのは,前回の旅の最後にラオスを訪れていたときだった。そのころは毎日のように安宿の自室で手帳のカレンダーを眺めながら,その後の帰国までのスケジュールを考えていた。そんなときにたまたまインターネットカフェでTOEICのスケジュールを確認すると1月中旬(つまり今日)に試験があるという。
 更に確認していくと,今回の試験の申し込み受付が12月上旬で締め切られるということもわかった。それで,帰国の日程を当初の予定よりも早めることにしたのだった。

 TOEICを目標に英語を勉強するとはいっても,TOEICの点数を上げることを目標に勉強していたわけではない。僕の目標はあくまでも旅の途上で他の旅人たちとコミュニケーションを楽しむことだ。会話能力の向上が一番の目的なのだ。TOEICは単に学習成果を計るための手段に過ぎず,また意欲を維持させるための補助的な動機付けでしかない。
 だから僕がやっていたことといえば,会話例や新聞記事などの英語の文章がたくさん載っている教材を買ってきて,CDを聞きながらひたすら音読したことだけだ。これを毎日繰り返し,頭の中に英語の回路を作ることに努めた。TOEICの問題集は,出題形式を確認するために昨日の晩になって慌てて開いた程度だ。

 さて,今日の試験はどうだったか。結論から言うと,去年から聞き取り問題に含まれるようになったというオーストラリア英語がさっぱり分からなかった。ずっと使ってきた教材はアメリカ人とカナダ人が吹き込んだもので,話すときの発音とリズムが全く違う。イギリス英語は旅の途中でイギリス人と話す機会が多かったこともあってまだ比較的理解しやすかったが,オーストラリア英語になるともうお手上げだった。
 特に悩まされたのがリズムの違い。断片的に単語は拾えても,文章として頭に入ってこない。これは本当に参った。

 ただしその後の読解問題になると,今度は頭の中の英語の回路がモノを言った。自分でもかつて経験したことのないようなスピードで文章が読めたのだ。
 会社勤めをしていたころ,何度もTOEICを受けたことはあったが,だいたいTOEICの読解問題では時間切れに近いような状態になるのが普通だった。それが,今回は20分くらい時間が余ってしまったのだった。
 海外を旅していると当然ながら英字新聞や英語の案内に接することが多い。そんなとき,慣れないと読むのに時間がかかって面倒くさいのだ。また,日本語の使えないインターネットカフェでニュースサイトを見たいときなども苦労する。この速読能力は,この1ヶ月の一番の成果かもしれない。
 ちなみに余った20分間は見直しをしていたが,部屋が寒く,トイレに行きたくて仕方がなかった。更に言えば,暑い東南アジアから寒い日本に戻ったとたん足にできていたしもやけが痒かった。

 さて,今回のTOEIC受験,結果は果たしてどうなることやら。

 明日からはまた英語の勉強を再開し,やろうと思いつつ怠けている中国語も勉強したいと思っている。でも,たぶん中国語は結局やらないままになるんだろうな...
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by Asirope2 | 2007-01-14 19:23 | 日本

雨の京都

 金閣寺や龍安寺に行った翌日,またTさんと一緒に今度は京都の東にあるお寺を訪れた。行ったのは銀閣寺,哲学の道,永観堂,南禅寺,平安神宮,清水寺,そして最後に祇園の八坂神社。
 この日はあいにく天気が悪く,雨が降っていた。でも,そのおかげで今まで見たことのないような風情のある京都のたたずまいに触れることができた。

 僕は学生時代に京都に下宿していたので,一応あちこちのお寺や神社は見に行ったことがあった。ただ,そういうときにわざわざ雨の日を選んで出かけることはなかったので,実は今回が初めての「雨の京都観光」となったのだった。

 傘を差しながら歩いた哲学の道や,雨露が滴る木々を見ながら,こんなに静かで落ち着いた京都を見るのは久しぶりだと思った。
 桜が咲き誇り,春の香りが空気に満ち溢れる京都や,紅葉が美しく風景を彩る秋の京都はすばらしい。しかし雪が積もるのでもない限り,枯れ枝以外に目立つもののない冬の京都を今まで余り美しいと思ったことはなかった。

 しかし,雨が降るとそこに不思議な魅力が見えてくる。暗く,寒い冬ながらも,雨粒が無数の波紋を描く川や池,木々の枝に残る露,雨に濡れた石畳などが,水の作り出す風景が厳しさの中に独特の豊かさを産み出す。
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 南禅寺を出て昼食を摂った頃から,今度は空に晴れ間が見え始めた。華やかな平安神宮の庭には,やはり明るい空がよく似合った。
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 清水寺は近年,京都観光の三大名所としての地位をますます高めているようだ。落ち着いて見れば美しい建物が多いと思うのだけれど,いかんせん人が多すぎて風情を感じるのが難しい。
 とはいえ,あの舞台から眺める山の景色は美しい。
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 厳しい精神性を持った日本の寺院は東南アジアで見たきらびやかな仏教寺院とは全く異なる。どちらが優れているか,ではなく,僕はその違いを楽しむ。今回あらためて京都をまわってみて,多少なりとも客観的に日本の文化の特徴である張り詰めた厳しさとその中の精神の豊かさに触れることができたのは,僕にとって大きな収穫だった。

 京都から帰ってきて,次の旅は2月2日に出発することに決めた。
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by Asirope2 | 2007-01-08 21:34 | 日本

出発時期について

 前回の旅でタイのサムイ島に行ったとき,スキューバダイビングのライセンスを一緒に取った日本人のTさんという人がいる。この人が今,東京から大阪まで来てくれている。今日は二人で鞍馬や金閣寺,竜安寺などの京都観光に行ってきた。明日は銀閣寺や南禅寺などを回る予定だ。
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 そのTさんとはサムイ島でダイビングの講習を受けているときから,年が明けたらまた一緒にタイに潜りに行こう,と盛り上がっていた。そのTさんと今回スケジュールの調整をした結果,予定を大幅に繰り上げて2月の初めに出発することになりそうだ。

 出発までにはパスポートの更新や航空券手配,インドのビザの準備,トラベラーズチェックの購入など済ませておかないといけないことが結構たくさんある。突然バタバタと準備を始めた僕を見て親が一言,「急に表情が生き生きしてきたなあ。」 はい。そのとおり。だってやっぱり嬉しいものなんだよ。
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by Asirope2 | 2007-01-05 22:07 | 日本

ご連絡

 このブログはIBAのAsirope(Asia + Europe)放浪の旅を記録するものです。このブログでは旅の第2弾の記録を公開していきます。
 旅の開始は2007年2月中旬を予定しています。旅の開始まで,しばらくお待ち下さい。

 第1弾である2006年7月1日から12月3日までの5ヶ月間の記録は下記ブログにて公開しています。
  http://Asirope.exblog.jp/

 なお,この第1弾では以下の国々を訪問しています。

 ・香港,マカオ
 ・タイ
 ・マレーシア
 ・インド
 ・キルギス
 ・ネパール
 ・カンボジア
 ・ラオス
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by Asirope2 | 2006-12-05 12:42 | 日本